ソフトウェア紹介
このページでは、乙部厳己の作成したソフトウェアのうち、その極一部を一般公開しています。
目次
- 句読点統一
- LaTeX/TeXコマンド一覧
- iSpell前処理
- ファイル強制移動
- CreateBB
- Passwin
- Lots
- WinTeXフォントアンインストーラ
- BaKoMaフォントインストーラ/アンインストーラ
句読点統一
TeX原稿ファイル中の句読点類を統一します。半角・全角の混在はもとより、コンマと読点、ピリオド(テン)と句点の統一なども行います。
LaTeX/TeX コマンド一覧
LaTeX/TeXの命令(48204個)や環境名(303個)を集めてみただけ。リスト作成プログラムも添付。
ISPELL 前処理
ispell はスペルチェック時に非常に役立つソフトであるが、次のような点がユーザーフレンドリではない:
- 環境変数 HOME を設定しなければならない。これは WindowsNT 環境でも標準では定義されていない変数である。HOME を展開可能変数として、%HOMEDRIVE%%HOMEPATH%としてもなぜか
Windows2000 ではうまく動作しない。これに対して、ispelly は次のような動作をする。
- HOME が定義されているとき:なにもしない
- HOMEDRIVE, HOMEPATH が定義されているとき:HOME の値を%HOMEDRIVE%%HOMEPATH%に設定する
- 上記いずれもが定義されていないとき、HOME はカレントディレクトリである。ただし、カレントディレクトリは、チェックしたいファイルの存在するディレクトリに自動的に変更される。(これは、WindowsNT のコマンドプロンプトにおける自動補完で自動的にディレクトリ情報が付加されることも考えたものである。Windows2000 では自動では付加されない。)以上により、HOME を設定していないユーザでも問題なく ispell を使用できる。これにより、管理者は各ユーザに環境変数を設定しなくてすむ。
- 辞書の指定が面倒である。デフォルト辞書は環境変数で定義できるが、 多くのユーザは英国語辞書と米国語辞書の両方を使い分ける必要がある。たとえば、英国で発行されている論文誌は多数あり、それらでは英国語を使用しなければならない。もちろん、切り替えは容易であるが、辞書名を覚えておらねばならず、面倒である。そのため、起動時に選択できるようにした。
ファイル強制移動
Windows では、使用中のファイルはそう簡単に移動したり消したりできません。そこで、それを可能にするプログラムを作りました。ソースファイルも同梱しています。また、あるフォルダにファイルが含まれていても強制的に削除できます。
Create BB
LaTeX2e の graphics パッケージを利用して画像を貼り込むとき、BMP ファイルや JPG ファイルの場合にはあらかじめ .bb という拡張子のついた Bounding Box ファイルを用意しておかなければなりません。Bounding Box ファイルは dviout に添付の bmc.exe というプログラムを利用して作成することができますが、コマンドプロンプトで操作しなければなりませんでした。この種の作業は現在ではあまり好まれないため、グラフィカルな操作によってBounding Boxファイルを作成するためのプログラムを提供します。
このプログラムは bmc.exe を利用しますので、dviout を持っていること、また比較的新しいバージョンが必須となります。できれば 3.10.2 以降のバージョンを推奨します(EMFファイルなどの変換のため)
ファイル(ZIPファイル)をダウンロード後、適切なフォルダで展開してください。Another Manual インストーラからインストールした人の場合にはどのフォルダからでも動作するはずです。独自に dviout をインストールしている人は、dviout.exe (bmc.exe) と同じフォルダに移動することを推奨します。
- 1999/10/12 置き直し:ダイアログの修正のみ(大きなフォント対応?)
- 2000/07/07 eps->pfi に対応
passwin
このソフトは、他のウィンドウに邪魔されることなく、デスクトップアイコンにアクセスすることを許すソフトです。多くの人がWindowsのデスクトップにはよく使うアイコンなどを配置していますが、いったん何かの作業を始めると、そのウィンドウによってデスクトップは覆われてしまい、デスクトップに触るにはウィンドウを移動させたり面倒な作業を必要とします。そこで、このソフトを用いると、行っている作業に妨げられることなく、一時的にウィンドウに穴を空け、デスクトップ上にあるアイコンなどを操作することができるようになります。ソースコード等も公開しますので、ご自由に利用して下さい。
注意:Windows95/NTで動作します。Windows98では動作しません。
1998/05/19:初回起動時はタスクトレイに常駐のみするように仕様変更。タスクトレイの鋏マークのアイコンを左クリックすることでアクティブになり、右クリックで最小化する。[スタートアップ]などに登録しておくと便利になった。
passwinがPACK for WIN GOLD 1999年前期版(VECTOR)のPICKUPで紹介されました。やる気のないソフトだったので、もう少しまじめに作っておけばよかったと後悔しています。なお、このソフトはTECHWIN誌(アスキー)の付録CD-ROMにも収録されています。よくわかりませんが、最近「ウィンドウズ・パワー」誌を贈っていただきました。これは
TECHWIN の後継雑誌か何かなのでしょうか。
PACK for WIN GOLD 1999年前期版 p.87より
ダウンロード
- 実行ファイルのみ passwin.exe
- ソースファイル込み passwin.lzh
lots
このソフトは、dvioutのMailing Listで行なわれた、「pLaTeX2e for Windows Another Manual Vol.1 1999」5冊プレゼントで、抽選に用いられたプログラムです。役には立ちませんが、抽選が公平に行なわれた証拠の一つです。このプログラムは、デビュー当時から応援していたハッキネンの日本グランプリ優勝とワールドチャンピオン決定を見て感動した勢いのまま作りました。
ダウンロード
WinTeX フォントアンインストーラ
このソフトはインプレス TeX for WindowsがインストールするTrueTypeフォントをアンインストールするためのものです。特に別売のAMSフォントをインストールしていると、削除しなければならないフォントの数は約150と膨大なものになり、手作業でアンインストールを行なうのは大変な作業です。このプログラムを用いると安全にアンインストールを行なうことができます。
このプログラムはシステムからフォントを削除しますが、そのフォントが「使用状態」になっているとフォントの削除に失敗します。このトラブルを防ぐために、まずコンピュータを再起動し、再起動直後にこのプログラムを使用することを推奨します。
ダウンロード
- 実行プログラム wintex.exe
- ソースファイル wintex.zip
BaKoMaフォント インストーラ/アンインストーラ
このソフトは上記の「BaKoMaフォント版」です。pLaTeX2e for Windows Another Manual Vol.1 1999を持っていると、インストールを行なうこともできます。
ダウンロード
- 実行プログラム bakoma.exe
- ソースファイル bakoma.zip