版面設定用パッケージ plate このパッケージは、(日本語文書の)版面を設定するための命令を提供している。 提供される命令は次のとおり。 以下の命令はプリアンブルに書いておいてよい。 \SetTextWidth{length} 版面の幅をlengthに設定する。 例:\SetTextWidth{15cm} \SetTextWidthByRatio{ratio} 版面の幅を用紙の幅のratio倍にする。 例:\SetTextWidthByRatio{0.7} \SetTextWidthByNumberOfChar{number} 版面の幅を、number文字分に設定する。 例:\SetTextWidthByNumberOfChar{38} \SetNumberOfChar{number} 一行の文字数をnumber文字に設定する。必要に応じて文字間の空白も調整される。 版面の幅は変更しないので必要なら事前に設定すること。 例:\SetTextWidth{18cm} \SetNumberOfChar{38}% 18cmの長さの行に38文字を詰め込む。 \SetNumberOfCharWith{char}{number} 版面の幅をcharで指定された文字のnumber文字分に設定する。 例:\SetNumberOfCharWith{\huge あ}{24} 注意:\SetNumberOfChar{number}は、 \SetNumberOfCharWith{\normalsize あ}{number}と同値。 \SetTextHeight{length} 版面の高さをlengthに設定する。 例:\SetTextHeight{20cm} \SetNumberOfLine{number} 1ページの行数をnumberに設定する。必要に応じて行間も調整される。 この命令を発行すると、{\Huge 強調文字}などで上の行と文字が重なる 場合にも余計な空白があけられず、行送りが一定になるので、注意を要する。 ただし、行間の再設定命令が発行された場合にはこの命令は効力を失う。 段落を越えて効力を発揮するフォントのサイズ変更の命令は要注意である。 例:\SetNumberOfLine{40} \SetNumberOfLineWith{char}{number} 1ページの行数をnumberに設定するが、基準となる文字はcharで計算される。 例:\SetNumberOfLineWith{\huge あ}{30} 注意:\SetNumberOfLine{number}は \SetNumberOfLineWith{\normalsize あ}{number}と同値。 著作権: Copyright(C) 1998 by Yoshiki OTOBE. However, anyone may use it for any purpose without any permission. 注意事項:このパッケージによる版面の変更は完全に汎用的な目的に使用でき ることは意図しておりません。もしあなたが完全な版面変更を行ないたいのな ら、このようなパッケージによる小手先の変更によって行なうのではなく、ク ラスファイルを作成しなければなりません。クラスファイルの変更作業は確か に最初の壁はやや高いものですが、しかしながら、順を追って作業を行なえば、 決して特殊な能力を必要とするものではありません。時間をやや要する作業に なりますし、実際一朝一夕に身につくものではありませんから、休日などを利 用して落ち着いて取り組んでください。そうすれば、必ずやクラスファイルを 調整することができるようになるはずです。